Semitra Exhibition at G8

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どうも、@okajunです。

今日、催されたSemitra Exhibitionに@kajichenkohと行ってきました。

Semitra Exhibition + 同会場にてセミトラさん葛西 薫さん、服部一成さんにおける、
トークショーにも参加してきました。

セミトラさんの展示においてはレコードの回転に応じてフォントの形が変化するインストラクションや同じくレコードの回転に応じて、円盤型のヴィジュアライザーに波線が小刻みに走るインストラクション。
施設内でセミトラさん作成のフォントで名前を入力すると実際にマグカップに印字されて購入出来るシステムなど、やはりセミトラさん色と言うか
セミトラさんじゃないと目を付けないだろうなという表現が満載の展示で、改めてセミトラさんが提供する
作品の技術力はもちろん、その独特さ、初めて体験するなんとも言えない感覚を持たせる部分が素晴らしかった。

トークセッションにおいても非常に興味深い内容の話が聞けてすごく楽しかった。
葛西さん、服部さんというグラフィック界の第一人者の方とWEBにおけるデザイン、システムを制作するセミトラさん、
グラフィック、WEB両方の側面からデザインの在り方、WEBの在り方、グラフィックの在り方を互いに意見しながら
所々、どの分野にも通じる部分が見受けられ、『なるほど!』と思う事が多かった。
以下、トークセッションで気になる内容を箇条下記にて書きます。

  • 葛西さんは根本的にWEB、インターネットは嫌いだとの事。(トークの終わりにはただWEBにおける 素晴らしい作品を知らないだけなのかもと言ってました)なぜ嫌いかというとWEBサイトはサービスが 多すぎるとのことで何かボタンを押した後にも過剰な時間が掛かり、目的に辿り着くのに時間が掛かるとのこと。

  • 葛西さんがロゴのデザインを行ったANDO GALLERYのサイトをセミトラさんが作成したのだが完成後、初めて 葛西さんは知らされ見せられたとの事。しかし、そのデザイン、UIデザイン、機能ともに葛西がもしサイトを作るとしたら こういうものを作りたかったというほどドンピシャなサイトで葛西さん自身ものすごく興奮したとのこと。 セミトラさんも葛西さんが作ったロゴのみから、ANDO GALLERYの持つ世界観、コンセプトを見出し、極力余分なものを 削ぎ落としてこのようなサイトを作ったという裏話。

  • 葛西さんもグラフィック一筋で活動してきたが、機械的なロジックや仕掛けにはすごく興味があるとのことで、セミトラさんの 存在、活動を称賛すると共に少しジェラシーを感じるとのことで、こういった一流の人でもそういう捉え方をするのかとちょっと 驚きと面白味があった。 葛西さんはセミトラさんを機械的な温かさと冷たさも持ち、WEBならではのどこか 仕組みだけを作ってあとはユーザーに投げかけるゆるさとその反面、確固たる自分達のオリジナリティを大事にする姿勢を 持っており、セミトランスペアレントの名前通りだねと言ってました。

  • 服部さんはセミトラの田中さんに『服部さんの作品は一目見ただけでは何かさっぱり分からないが何回か見たり、続編を 見ていると徐々に伝えたい事や結論が見える』と言われ、『確かに言われるとそういう事が多いかも。。でもホントは やはり一発で伝わるグラフィックを作らないとだよね。。』と苦笑してました。 また、服部さん曰く、『グラフィックは間やスペース、余白を大事にするがWEBのデザインはまだそういった部分が足りない』との 指摘をし、セミトラの田中さんは『WEBの場合はまず機能ありきのところから設計するのでグラフィックに比べるとそういった、 機能としての見易さ、使いやすさが優先されるのでちょっとデザイン的にも制限が出てしまうことがありますよね。』とのこと。

  • セミトラさんとしては今のスタンスとしては何かをクリックしてすぐに反応が返って来るような『短期インタラクション』ではなく、 人の動作や時間の流れでフォントの形が変わり、それが最終的にマグカップになるなど、動作から最終結果に至るまでに ある程度の時間が伴う『長期インタラクション』をキーワードに制作していきたいとのことでした。それがセミトラらしさでも あるかなとのこと。

以上な感じです。自分はWEBの人間でグラフィックに関してはグラフィック本を見たり、タイポグラフィの勉強を
ちょこちょこ勉強したりする程度なのでまだまだですが、こうしたグラフィックの第一人者の方が感じる
WEBの感触や期待感、残念な部分も聞けて非常に刺激と勉強になりました。
また、こうしたWEB業界とグラフィック業界が反する事無く、お互いに良い部分を拾いながら、いい感じに
ブラッシュアップすることが出来れば、今後も素晴らしい作品が生まれるんだろうなと期待高まるトークショーでした。
次元は違えど自分達ももっと頑張らねばと心に刻むトークショーでした。

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